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INTERVIEW

​洋一 役 : 板垣 雄大
​インタビュー

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Q. 虹落ちが様々な方から絶賛の声が上がっています。
その理由は何だと思われますか?


A. 監督が作り出した映画の世界観が世間にしっかりと届いたのかなと思います。

Q. 嫌な奴を演じてましたね(笑)撮影中は他の役者さん達とも距離を置いていたと聞きました。
それくらい役に入れ込んでいたのですか?


A. 嫌な奴でしたね。(笑)
そうですね、撮影中はほぼバンドメンバーとは喋ってなかったですね。役に入り込んでたというよりかは、洋一という役にどうアプローチするか考えた時に、タイトな撮影スケジュールの中でどうやってあの空気感を出そうかなと思って。

バンドメンバーの中で実年齢も僕が少しだけ上だったので極力コミニュケーションを取らなかったら気まずいというか、異質な空気感が出るかなと思ってました。その空気感が出てれば良いなとは思います。


 

Q. 演じるにあたって1番難しかったのはどんなところですか?

A. 全部ですね。(笑)
洋一と自分がリンクするところも少なかったし、最初に脚本を読んだ時はどうしようかなと考えましたね。
でも「嫌な奴」を演じるつもりは全くなくて、洋一と向き合って受け入れて、彼の人生を全力で生きてやるって吹っ切って芝居をしました。


Q. 監督はヨウイチという人物も、何処か悲しい人間だと表現したい中で、板垣さんは見事に演じてくれていたと言ってました。
その辺りは意識されましたか?

A. 悲しいし寂しい奴だなって言うのが1番最初の印象でした。でもその辺りを意識するのではなくて、何でこういう思考になったんだろう、何でこんなこと言っちゃうんだろうとか、そういう人間になってしまった背景にフォーカスしてた記憶 があります。

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Q. 自分が演じた役以外で1番共感した役は誰ですか?

A. 一人もいないです。(笑)

Q. もともとは監督の音楽活動のファンだったんですよね?(笑)10年以上前からのお付き合いと聞いています。本当に映画を作ると思ってましたか?


A. そうですね。(笑)
丁度10年くらい前に僕が上京するときに監督が、「俺映画撮るからカツ出ろよ!」って言ってくれたんですね。
僕、結構バカなんで(笑)その言葉をずっと、信じてましたね。監督って不思議な人で知らない人からしたらただポッと口から出ただけの言葉に感じるかもしれないけど.そういう、ふとした時の言葉に妙に説得力があると言うか。だから僕はその言葉が響いてずっと覚えていて。
   
少し時間は経ちましたけど、こうやってあの時の言葉を実現してくれた監督には本当に感謝です。


Q. 昔から監督を知っている方は虹落ちを、監督らしい映画と言います。
板垣さんから観て虹落ちに見える監督らしさはどんな部分でしょう。


A. これほんとに勝手に僕が思ってるだけなんでこれ読んだ監督に怒られるかもしれませんが。(笑)
監督って絶対イカついってイメージを最初は誰しもが持つと思うんです。
でもすごく女性的な一面をもってるなって個人的には思ってて。
ストーリーや繊細な画だったり。ライティングとか凄く細かい部分までこだわっていて。そういう部分が僕から見た、“らしさ”の部分かなって思います。あとは洋一がバチバチにやられるシーンはまさに監督のパブリックイメージの“らしさ”の部分ですね。(笑)


Q. 海外でまで評価されだしている理由は何だと思いますか?

A. 分かりません!(笑)
でも、スタッフキャスト関わったすべての人がほんとに力を合わせて必死こいて作った作品なのでそういう、熱量みたいなのが伝わってたら凄く嬉しいですね。


Q.これからも虹落ちは続きます。何処まで行きましょうか?

A. どこまでもいきましょう!
僕はこの作品が大好きだしどこまでも連れてって欲しいですね!

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